震災直後の消防団の活動
震災後、職場からすぐに自宅に戻り、消防団の制服に着替え、役場に駆けつけました。錯綜する被災状況を確認し、ある程度落ち着いてから沿岸部へパトロールに出かけました。まず、木戸川付近へ行き、その後、井出川近くを確認しているちょうどその時、高さ5mくらいの津波の第一波を目撃しました。
一度役場に戻り状況を報告後、再度二人一組で町内パトロールへ出発しました。波倉地区に差し掛かった時、地区住民を避難誘導中の消防車が目の前で津波にのみ込まれました。車内にまだ団員がいました。しかし、第二波・第三波と襲い来る津波により、助けることはできませんでした。
これからの楢葉町消防団
津波で沿岸部の4行政区が壊滅的な被害を受けておりますし、3ヶ所の消防屯所が流失しています。町の帰町宣言後に、行政区を含めた消防団の再編が必要だと考えています。というのも、人が帰っていないなかでは消防団の活動は成立しませんから。町に帰って消防団をやりたいという人もいますが、今後、どうなるか分かりません。
避難中も出初式など消防団活動をしていますが、徐々に参加者は減っています。帰町してからの消防団活動を思う時、必要人員を確保する意味からもOBのみなさんに応援に来てもらうのも一つの手法かとも考えています。
インタビュー日 | 2014年7月 4日 |
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インタビュー証言者 | 小薬金重 (楢葉町消防団 教養部長) |
地域 | 楢葉町 |
対象時期 | 震災当日 |
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災害の種類 | 津波, 原発事故 |
タイトル | インタビュー日 | 地域 | 対象時期 |
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