住民が戻ってこなければはじまらない
すでにいわき市内で業務を再開している事業者もいますが、元々楢葉町を商圏とする事業者は、町に住民が戻って来なければどうしようもありません。そのためには、雇用の確保が第一です。町内の家屋や空き家の管理もしっかりやらなくてはいけないと思っています。
商工会では事業者のサポートをしていますが、結局のところ、人任せでは復興になりません。まず自分でできることを自らやるスタンスが大切だと思います。小さいことですが、私は楢葉町の自宅周りの草刈りをしています。それを見てほんの少しでも何かを感じてくれる人がいるんじゃないかと期待しています。(渡辺清氏)
新しいまちをつくる
事業再開に向け、国からの金銭的補助もありますが、後継者のいない小規模事業者にとって返済は決して容易ではありません。そこで商工会では、楢葉町役場の駐車場に仮設共同店舗を建設し、出店する意志のある事業者を募りました。その結果、食料品店など3店舗が入って7月31日に「ここなら商店会」としてスタートしました。
震災以前のそれぞれの店舗を再開するには、ネズミによる被害などもあって時間がかかり過ぎます。商工会としましても、今までの既成概念をまるっきり取っ払い、新しい発想でまちづくりをしなければいけないと考えています。(斎藤氏)
インタビュー日 | 2014年7月 7日 |
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インタビュー証言者 | 渡辺清氏(楢葉町商工会会長) 斉藤香氏(楢葉町商工会事務局長) |
地域 | 楢葉町 |
対象時期 | 6か月以上 |
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災害の種類 | 原発事故 |
タイトル | インタビュー日 | 地域 | 対象時期 |
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