証言記録

こども園を帰町した交流拠点にしたいですね

地震発生当時のこども園の様子

 震災の時はこども園にいました。ちょうどお昼寝の時間で、園児たちを起こそうとしていたまさにその時に地震がおきました。こども園では、月に1度避難訓練を行っていましたが、その時はパニック状態で訓練どおりに行動できませんでした。

 私は教諭という立場からこども園にとても愛着があったので、震災で子ども達に関われないのは非常に残念でした。ですが避難先で地域の方々との協力もあり、小さな預り所などを開設して、少しでも親御さんと子どもたちを支えたいと思いました。現在は楢葉町の職員としてもこども園の再開に向けた準備に取り組んでいます。

将来の子ども園について

 今は小中学校と同じ敷地内に、仮施設でこども園を再開していますが、楢葉町で再開する暁には、新たなこども園としてスタートできるようにと考えています。

 こども園に来れば、子どもからお年寄りまで幅広く活用でき、交流の場、遊ぶ場所などを共有し、地域に根付いた施設にできればと思っています。特にお年寄りとの交流は、子どもだけでなく、年配の人にとっても意義があることです。まずは、園庭の新しい芝の張り替え、新しい遊具の設置など、ハード面での環境整備を徐々に進めています。

インタビュー日 2014年7月 9日
インタビュー証言者 早川恵子氏 (楢葉町役場職員)
地域 楢葉町

詳細情報

対象時期 6か月以上
災害の種類 原発事故

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