証言記録

避難先の方との交流は俺の最重要課題だからね

自治会長になったきっかけ

 入居している人は同じ楢葉町民でも、初めはみんな見知らない人ばっかりだったよ。それから、今後どうしていこうという話になり、自治会もないしみんな不安がっていたね。これから何をしていけばいいのかという不安だよ。

 自治会長になったのは、役場の根回しもあって、入居してすぐの2013年の6、7月くらいかな。自治会長なんて本当はやりたくなかったんだけどね(笑)。そんな形でスタートした自治会長の任期は1年で、やれやれ終わったと思ったら、次に会長をやってくれる人が誰もいないから、もう一年やることになっちまってさ。

林城仮設住宅の自治会活動

 この仮設では積極的にいろいろな活動しているよ。最初は仮設周辺のゴミ拾い。70人くらいが参加してくれているかな。あと草刈りをして、地元の人たちに「よかった」と言われたときはうれしかったな。

 この仮設住宅では、頻繁に餅つきなんかもしていて、周辺の住民の方たちと一緒にやったりする時もあるんだ。仮設外にも積極的に出て行っていて、小名浜のイベントは特に参加しているよ。

 私個人の考えだけど、この仮設はまとまりがあるよね。それは地元との交流に力を入れているからなんだ。地元との交流は、自治会長としての俺の最重要課題だからね。

インタビュー日 2014年7月 2日
インタビュー証言者 猪狩政文(林城仮設住宅 自治会長)
地域 楢葉町

詳細情報

対象時期 6か月以上
災害の種類 原発事故

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タイトル インタビュー日 地域 対象時期
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