証言記録

原発事故後のボランティア活動継続

原発事故が起こった中で活動を続けていく難しさでは、放射線量がどうなのかわからないという問題がありました。目の前では必要としている人がいるし、人も集まってくるけど、だけど本当に受け入れていいのか。不安だけど、やってもらわないことには進まない。受け入れ側の悩みというのがありました。

当時はアスベストのことも問題になりました。災害ボラセンをやっていると、アスベストをきちんと対応しなければならない。いいかげんな形で処理してしまったら問題になるということを言われたので、それにできるだけ対応しようと思っていました。それと同時に、がれき撤去、それから側溝の泥除きをするときに放射線量がどうなのというのも心配されました。最初は見ないようにして活動していました。でもその時、ボランティアとして外部からそちらの専門家が来られていたので、作業にあたる予定のところの側溝の泥を全部採取してもらって、持ち帰って線量をチェックしていただきました。小名浜地区の側溝の泥に関しては危険な状況の数値は出ていないという返事をいただいて、ならば入れても大丈夫だろうという判断をしました。

 空間線量についても、名古屋に本拠地のあるNPO法人チェルノブイリ救援・中部からご提供いただいたガイガーカウンターを使っていました。いわきでも、私が測定した範囲でも、一部の地域ではその当時0.3ぐらいありました。でも小名浜の辺りではそんなに高くはありませんでした。土を持ち帰ってチェックしていただいたことで小名浜はある程度安全だと思えるようになりました。

インタビュー日 2012年10月25日
インタビュー証言者 吉田恵美子氏(特定非営利活動法人ザ・ピープル代表/いわき市小名浜地区災害ボランティアセンター代表)
地域 小名浜

詳細情報

対象時期 ~3週間
災害の種類 地震,  津波,  原発事故,  風評被害
関連URL http://onahama-volunteer.jimdo.com/

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